近況
・現在通常営業。秋頃から少し暇になりそうで震えています。(2023/06)

こどもナルホド政治学 ~マンガで発見! 君が社会を良くする方法 ~

2022年7月7日発売。漫画32ページ&カットを担当しました。参議院選挙の前後にご家族で読んでみるのもいいかもしれません。

ぬる絵地図 塗り絵で巡る47都道府県、諸国漫遊

2022年6月24日発売。イラストを担当しました。デイリーポータルZ等でおなじみ、西村まさゆきさん著作です。夏休みのお子様の退屈しのぎにもよいと思います。

5分でわかる重要ワード 知って話そうニュースの言葉

2021年8月23日発売。一冊まるっとイラスト担当しました。児童向けのニュース本です。よろしくお願いします。
(2022年4月、めでたく4刷出来!)

「10分で読める歴史人物伝・○○時代の偉人に聞いてみよう!(岩崎書店)」シリーズのイラストを担当しました。





図書館用堅牢製本となっておりますので全国の図書館の皆様よろしくお願いします!(もちろん1冊ずつ個人でも購入できます。)

1話3分「カッコいい」を考える こども戦国武将譚
が重版出来!イラスト担当してます。日本史や戦国武将に興味を持ち始めたお子様に最適!よろしくおねがいいたしますー。

・5年半に渡り刊行されたりょくち真太先生の「戦国ベースボール」が遂に完結。シリーズ第20弾! 戦国ベースボール 夢の球宴! 地獄オールスター!! (集英社みらい文庫)


今まで読んでくれた皆様、これから読もうと思ってる皆様、そして以前読んでたお兄さんお姉さん、よろしくお願いいたします。戦国ベースボールは永遠に不滅です!

・拙作「トーキョー無職日記」「トーキョー自立日記」の電子版が配信中です。


 ・kindle版
 ・Renta!版
 ・iBooks版
 ・ebookjapan版
 ・kinoppy版
 ・kobo版

となっております。よろしくお願いいたします!
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連載中!

朝日小学生新聞にて、ことわざをテーマにした4コマ漫画「ことワンのことわざたずね旅」を連載中。隔週火曜日、ことわざをテーマにした4コマ漫画2本とことわざ問題1問が掲載されます。
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BS日テレで毎週火曜日20時から放送中の「ぶらぶら美術・博物館」のサイトにて、放送内容のまとめイラストを担当。
放送終了後にイラストが更新されます。各回のリンク先をクリックしていただくとご覧いただけます。

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朝日新聞出版の「月刊ジュニアエラ」にて、2P見開きのイラスト連載「のぞき見探偵が行く!!」を連載中。みるお、のぞみ、ききたの三人がいろんな現場をのぞき見してレポートします。

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小学校中級以上むけの大人気児童文庫。全20巻。
表紙まわりと挿絵のイラスト、キャラクターデザインなどを担当しています。
楽しく読めて読後は日本史への興味が広がります。お子様に是非!!
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イラストを担当した本が重版出来

イラストを担当した本「5分でわかる重要ワード 知って話そうニュースの言葉」が、10月8日にめでたく重版出来となりました。

 

・版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784904188651

 

イラストレーターは作家とはちがい、印税契約ではないことがほとんどなので、携わった本が売れたからその分儲かるということはないのですが(別に恨み言ではなく、勘違いされていることが多いので単に「そういう仕事です」という説明です)、そもそも自分が描いた絵を沢山の人に見てもらえるというのがまず嬉しいし、読んでくれてる人の楽しみになったり、自分に依頼してくれた人の期待に応えられたと思うとこれからの仕事にやりがいを感じます。

お買い求めいただいた皆様に感謝いたします

 

えほんの杜さんとのお仕事では昨年の「1話3分「カッコいい」を考える こども戦国武将譚」も重版かかりましたし、集英社みらい文庫さんとの戦国ベースボールシリーズもあいかわらず大人気。もちろんそれぞれ作家/ライターの方々の実力によるものですが、けっこう運のいいイラストレーターだと思っておりますので、各出版社の児童書担当の皆様、ぜひ来年以降もご依頼よろしくお願いいたします!!!

 

2021年12月、めでたく3刷出来となりました。

| 日記 | 10:34 | comments(0) | - |
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レジュメ公開!武蔵野市立図書館での3回の小学生向けイラスト教室を終えて

去る9/11(土)、武蔵野プレイスで小学生中学年以上向けのイラスト教室を行いました。これをもって武蔵野市立図書館全三館での小学生向けイラスト教室を終えたことになります。

 

月刊ジュニアエラでの武蔵野市立中央図書館の取材をきっかけに、昨年の2月から戦国ベースボールシリーズのイラストの展示(1ヶ月〜2週間)+小学生向けのイラスト教室を武蔵野市の各図書館で行わせていただきました。

くわしくはこちらの日記でも書きましたが、コロナ禍で予定していた個展の開催を諦めた中、たくさんのお子さんにイラストを見てももらうことができたし、「戦国ベースボール」という作品を知ってもらうお手伝いもできたと思います。

 

イラスト教室は、図書館職員の方から中央図書館の児童向け催しの一つとしてご提案いただきました。

小学生向けとはいえ、講師のような仕事はまったく経験がなく不安もありましたが、興味のほうが勝ってしまいお引き受けすることにしました。(コロナ禍なので時間は普段90分のところを1時間、参加人数も普段の半分の10名で開催)

 

とはいえ自分は講師的な仕事の経験がないどころか、誰かに絵を習った経験すらほぼないので、他人に絵の描き方をどう伝えればいいのかをまず考えなければいけません。それを考え出すと、そもそも人が絵を描くことになんの意味があるのか?イラストとはなんなのか?…というところまで立ち戻って考えなければいけませんでした。

軽い気持ちでお引き受けしたことを後悔しそうになりましたが、これはこれで非常に良い経験になったと思います。(結局明確な答えは出ず、それを小学生の子たちに伝えることもありませんでしたが)

 

ひとまず、家にあるイラストの描きかた/漫画の描き方系の本を再読。また三鷹市の図書館、武蔵野市の図書館にある児童向けの描き方系の本も数冊借りました。自分が子どもだった頃のことを思い出したり、絵を描いている息子の姿を観察したりしました。

 

いろいろ考える中で頭に浮かんできたのは

・そもそも1時間で「イラストの描き方」というような大きなテーマを伝えるのは無理

・1時間でいきなりイラストが上手くなることはない

・自分は子供の頃からワークショップ系のイベントが苦手だった

ということでした。

 

イラストの描き方本は様々ありますが、当然ながらどの本を読んでも「これ1冊でOK」というものはありません。本1冊で語りきれないことを1時間でしかも子ども相手に伝えきれるわけがないので、「描き方」ではなくもっと端的に伝えられる芯の部分を探さなければいけません。

そして1時間でイラストがうまくなる、ということもたぶん難しい。イラストに限らず子どもはなにかのきっかけで飛躍的に伸びることがありますが、初の講師役で参加者にそこを目指してもらうのは難度が高すぎます。

さらに自分は子どもの頃から見知らぬ他人とチームを組まされたり、参加者全員で同じ課題をこなすワークショップ的な学校授業やイベントが苦手でした。絵の好きな子どもが集まるということは、少なからず自分の子ども時代とよく似た傾向の子が集まるのではないかと考え、そういった内容は避けることにしました。

 

最終的な授業の形としては、自分が20数年イラストレーター業を続ける中で考え至った、絵の描き方のエッセンスのようなものを5枚のレジュメにまとめ、前半の30分でそれを解説。後半の30分は前半の話を参考に、図書館にある図鑑などを見ながら自由に絵を描いてもらうという流れになりました。

レジュメは結構長い時間頭を絞って考えましたが、できあがったものが平均的なイラストの書き方本冒頭数ページ、といった感じだったのには脱力したし納得もしました(基本は揺るがないということがよく理解できました)。

後半30分「自由に」絵を描いてもらうというのはワークショップ的な会にしたくないという思いからでしたが、大きな思い違いをしていたのは、そもそも自分が子どもだったらこういったイベントには参加しないということでした。地域の催しに自ら参加してくれる子どもたちの求めるものとはズレていたかもしれません。

 

そんな感じで初回は達成感もありましたが反省点も多く、2回、3回と回を重ねるにつれレジュメの内容(最終的に5枚→7枚になった)や教室全体の内容も変化していきました。

解説の時間に子どもとのやりとりを増やしたり、レジュメも後半はキャラクター系の描き方に絞る(息子にヒアリングしたところ、「子どもの多くは結局自分の好きなキャラクターが上手に描けるようになりたいのだ!」とのことでした)など自分なりに試行錯誤しましたが、共通して考えていたのは、「この1時間で完結するのではなく、家におみやげを持って帰ってほしい」ということでした。コピーして配布したレジュメも、これですぐに絵がうまくなるというよりは、今後の生活にほんの少しでも新たな視点が加わることを念頭に作成しました。

以下に公開しますので、よろしければ御覧ください。

 

現時点での最終的なレジュメ

1.「らしく」見えるのがイラストという雑な話

 

2.「本→長方形」のように、日常で目にするかんたんな形を探してみる

 

3.複雑な人間の顔や、キャラクター造形も意外と形の組合わせだったり、発想の根っこにあるよという話(ここは難しい話になるのでさらっと流します。レジュメはオマケ的に配る)

 

5.立体が描けるとより「らしく」見えるよという話から、かんたんな立体の描き方。身の回りのかんたんな形探しを、立体にしたり、分割したりしてみようという話。幼い頃のブロック遊びを思い出してもらいながら。

 

6.立体のラスボス「球」の話。円を立体的に見せるには?の話。これがわかると顔の向きが描ける

 

6.「マル」をねん土のカタマリと捉えてみる。ブロックあそびの話からねん土あそびの話へ。描ける人はマルで人間の体を描いてみよう。

 

7.おまけ。僕も単純な形の組み合わせからいろんなポーズを考えてますという話

 

今回やらせてもらったイラスト教室が子どもたちにとって楽しかったのかどうかはわかりません。そうであってほしいと願うばかりです。3回やってなお反省点だらけ。レジュメももっとシンプルにしたいし、全体の内容もテーマを絞りたいと思っています。いざ「自由に」絵を描けといわれても困ってしまう子がいる(考えてみれば自分もそうです)こともわかったので、選択制のテーマを設けるなどここも改善したい。

 

総じて言えるのは、反省点は多々あれども自分としてはすごく楽しかったし、繰り返しになりますが得難い体験ができたということです。

自分が人に物を教えることが向いているタイプだと思いませんが、今後もこういったご依頼があれば、どんどん挑戦してみたいと考えています。

 

 

| 日記 | 12:34 | comments(0) | - |
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ファイザー社製ワクチンの副反応をナメてはいけなかった

先週の水曜日にようやく2回めのファイザー社製ワクチンを接種した。

住んでいる市ではなかなか予約が取れないので鬱々としていたら、妻が東京都中小企業ワクチン接種センターの予約を見つけてくれたのだ。西立川まで脚を運ぶことになるが、僕も妻も無事接種できることになった。副反応を考え、接種日は一日ずらした。

 

一度目の接種ではほぼ副反応がなかった。翌日腕が痛かったのと、少し頭痛がして頭がぼんやりしたくらい。午後からの仕事にも支障はなかった。

ファイザー社のワクチンはモデルナ社のワクチンに比べ副反応が軽いとは聞いていたものの、これほどなにもないのかと拍子抜けであった。

 

そんな感じだったので、二度目の接種もそれほど警戒はしていなかった。念のため複雑なラフやメールのやりとりは前日に終わらせて一日休む準備はしていたが、一回目を考えるとそれほどきつい副反応でもないだろうから、あわよくば自転車で美術館にでも行こうかなどと考えていた。

果たして二度目の翌朝はなんということもなかった。一度目に比べると腕の痛みが強いくらいで、椅子の肘置きのおかげでメールも普通に打てるし、やや頭はぼんやりするものの単純作業なら仕事もできた。

このぶんなら午後から美術館に行けそうだ。僕と一日ずらしてこの日の昼が二度目の接種になる妻は、午前中から出かけていった。戻ってきた妻と入れ違いで家を出ようかな…

 

なんていう考えは甘かった。午後に近づくにつれ、腰から背骨にかけてのあたりがムズムズ、ゾクゾクする。これは自分にとって高熱が出る前触れ。あー美術館は無理かな、なんて思っていたら少しずつ熱が上がり始めた。普通の風邪なら、これでスコーンと熱が上がるところだが今回はそうは行かず、熱は38度手前で上がりきらず、ただただ寒気と倦怠感がひどい。慌てて薬箱から貼るカイロを出して腰にはり、掛け布団にくるまってベッドに横になった。

寒気が収まらず、頭痛も出てきたので解熱鎮痛剤を飲もうとしたが、ネットで調べると解熱鎮痛剤を飲むのは38度5分を超えてからとある。体が免疫を作るのを邪魔することになるらしい。

結局この日は午後からなにもできず、ただただ寒気と頭痛と不快感に耐えるのみだった。

 

翌日も午前中は全く使い物にならなかった。午後すぎてようやく少し仕事ができるように。接種のために空けた時間も含めればまる二日仕事を休んだということになった。

そして入れ替わりで妻が寝込んでしまう。妻の方は一気に熱が上がり、解熱鎮痛剤を飲んでなんとかフツーに横になれる感じ。妻の副反応は僕よりひどく、このあとさらに2日寝込むことになった。

小学生の息子はその間食事は質素になり、勉強も見てもらえず気の毒だった。とはいえ乳幼児の状態でなかったのは幸いで、これ子どもが小さかったり共働きの夫婦はちゃんと話し合いをして計画をたてないと大変だろう。ファイザー社製ワクチンの副反応を甘く見てはいけなかった。

土曜日は図書館でイラスト教室の仕事があった。これを見越して一度目の接種からスケジュールを考えていたのだが、思った以上に副反応が長くなり焦った。
それでもなんとか間に合ってよかったなと思ったものの、子どもたちに話をしている途中で立つのがつらくなり、椅子に座ってしまうこともあった。呼吸が浅くなっていたのだ。
家に帰ってきてからもずっと息切れしているような感覚で、「怖さ」という意味では寒気や頭痛よりこの副反応が一番怖かったかもしれない。これは日曜の昼過ぎまで続いた。
月曜日からは普通に生活をしています。
| 日記 | 18:02 | comments(0) | - |
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武蔵野市図書館でのイラスト展示とイラスト教室

武蔵境駅前の武蔵野プレイスで、2021/09/02から2週間、戦国ベースボールのイラスト展示をしていただいています。

こういう時勢なので積極的に見に行って下さい!とは言えませんが、図書館を利用される方、それ以外にも近くで用事があったりご近所にお住まいの方は2Fの児童図書コーナーを覗いてみて下さい。
武蔵野市の図書館では、いままで中央図書館(今年2月)、吉祥寺図書館(今年7月)にもイラストの展示をしていただきました。今回の武蔵野プレイスが最後になります。

きっかけはジュニアエラの取材で訪れた中央図書館の職員の方との雑談でした。

僕が「戦国ベースボールという児童書のイラストを5年間担当し、最後に戦国ベースボールのイラストを中心とした児童書イラストの展示を考えていたが、コロナウイルスの流行でそれができなくなってしまった」という話をしたところ、職員の方から(グッズの販売など商業的なことはNGだが)図書館のイベントとしてイラストの展示をしてみてはどうかという提案をしていただいたのです。

すぐに著者のりょくち真太さんとみらい文庫の編集の方に御連絡し了解をとり、展示をさせてもらうことになりました。

さらに展示に付随して、図書館が定期的に行っているイベントの一つとして、小学生向けのイラスト教室の先生もさせていただくことになりました。こちらも既に中央図書館、吉祥寺図書館の各館で行い、武蔵野プレイスでも9/11(土)に行うことが決まっています(こちらのイベントの参加人数は既に定員に達しています。また当日は広いスペースで換気をしつつ、参加人数を従来の半分に減らすなど感染対策しつつ行います)

僕自身、絵画教室や絵の専門学校に通ったことがないので毎回なにを教えたらいいのか手探りですが、自分が子どもだった頃のことを思い出したり息子が絵を描いている様子を観察したりしながらレジュメを作るなど、試行錯誤しつつ楽しくやらせてもらっています。

イラスト展示でいままで戦国ベースボールを知らなかったかもしれない児童に作品のことを知ってもらえるのはもちろんのこと、毎回図書館の方と打ち合わせしたり、小学生の子供たちと絵の描きかたについて話したり、普段部屋にこもることが多い仕事なので大変ありがたい機会です。
武蔵野市立図書館での展示とイラスト教室は今回で一段落となりますが、いつかまたこういう機会がもらえるといいなと思います。

さー11日のイラスト教室ではなにを話そうかな…

| 日記 | 09:59 | comments(0) | - |
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「のぞき見探偵が行く!!」が連載50回

ジュニアエラ(朝日新聞出版)で連載している「のぞき見探偵が行く!!」が、2021年8月12日発売の9月号掲載分「佐川急便」にて、連載50回めとなりました。やった!

 


 

連載開始は約5年前。お話を頂いたときは戦国ベースボール (集英社みらい文庫)の挿絵の仕事が始まったばかりで、グランドジャンププレミアムで「酒場はじめます」の隔月連載準備中でした。慣れてきてはいましたがぶらぶら美術博物館の仕事もあるし、これで取材+毎月見開きレポートイラストの連載は体力的に厳しいんじゃないか…とかなり躊躇したのを覚えてます。

でも、以前から妹尾河童さんの「覗いた」シリーズへのあこがれがあり、ついに自分にも雑誌見開きイラスト+手描き文字の仕事が来た!という喜びが勝ってしまい、お引き受けしました。

結果、「酒場」が2年で連載終了になり、「戦国」は5年続いて無事完結。同時期に始まった紙モノ仕事の中では一番長く続いたことになります。途中、取材前日に胃腸炎で入院してしまったり、その他の都合でお休みさせてもらったり誌面の都合でお休みになったりいろいろありましたがとにかく50回。よく頑張った!自分で自分を褒めたい!!

50回分の連載を一枚の画像にまとめてみました。記事は読めませんが雰囲気だけでも御覧ください。


 

福岡県、大分県、福井県、岐阜県、新潟県…こうやって見ると関東近郊以外にもいろんな場所に行かせてもらったなー。
第一回目の国技館の力士の支度部屋に始まり、スカイツリーのてっぺん、ダムの内部、銅の製錬所、図書館の閉架書庫、SLの運転席…毎回のようにこの仕事をしてなかったら絶対行けなかった場所の入れなかった内部に入れてもらいました。
描いたイラストをそのあと資料館のリーフレットとして使用していただいたり、区報のお仕事をいただいたり、図書館でイラストの展示や小学生向けイラスト教室の講師をさせてもらうなど、その後の仕事や活動につながったことも多いです。

先に書いた「自分で自分を褒めたい!!」…という図々しい気持ちももちろんありますが、大半は最初に依頼をいただいたときからずっと取材にも同行してくださってる編集のかたの細やかな心遣いと、取材させていただいた皆さんの寛大さのおかげです。そしてもちろん読んで下さった読者の皆様。感謝してもしきれません。

5年続けてもあいかわらず時間がかかって、毎回締切直前は脳に冷や汗かいてますが、一回でも多く続けられるよう今後もがんばりますので読者の皆様、関係者の皆様、よろしくお願いいたします。51回目もがんばるぞ!
| 日記 | 07:07 | comments(0) | - |
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トーキョー無職日記がヒップホップ化

以前から「トーキョー無職日記」のファンを公言してくれているピアニストのセンチメンタル岡田さんが、トーキョー無職日記を楽曲化して配信してくれました。ありがとう!

ライブなどでときどき演奏してくれてることは前から聞いていて、今回も配信前に「著作権とか大丈夫ですか?」と問い合わせをもらったのだけど、僕もそのあたりのことがよく分からなくて、クレジットに名前だけ入れてもらえれば大丈夫じゃないかなーとか答えたりして、ぼんやりした二人…。

かっこいい曲なのでぜひ聴いてみてほしい。でもリリックはほぼ漫画のセリフからだから、夜中に書いた手紙を大声で読まれてるようで(もともと夜中に書いた手紙みたいな漫画だし)、僕としては嬉しい気持ちはありつつもどういうテンションで聞いたらいいのかよくわからないというのが正直なところです。
でもせっかくだから誰かの心に届け〜。
| 日記 | 18:38 | comments(0) | - |
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子どものころ大好きだった本を息子に読む

息子が0歳の頃からいわゆる「読み聞かせ」を続けている。

などというと教育熱心な父親をイメージされそうだけどそうではなく、ただ趣味で続けているだけだ。もちろん最初は「本好きな子になってくれるといいな♪」という甘い考えで始めたことだが、あるときこちらの思い通り本を読む子に育たない息子に「本読まないの?」と聞くと「本はお父さんが読んでくれるんだからオレは読まなくていいじゃん。」という答えが帰ってきて、それ以来どうでもよくなった。

だから今やメロディのないカラオケだと思って読んでいる。普段家で仕事をしている自分にとっては声を出すこと自体気分がいいし、絵本や児童書を読むのも好きなので。(ちなみに絵本から文章メインの本に移行した段階で、読み聞かせはKindleで行うようになった。寝る前に電気を消してから読めるというのがその理由)

これが我が家の読み聞かせ最終形態だ!
 

息子が乳幼児の時期から、話題だったり名作と言われる絵本に、自分が子供のころ好きだった絵本を混ぜて読み聞かせてきた。そういった絵本を読むのは自分の幼少期の振り返りも含め楽しかった。そして、いつか息子が本好きになったら読んでほしいなという本を頭に思い浮かべてきた。

その筆頭が「十五少年漂流記」。

僕が小学校3〜4年の頃、祖父母の家の物置にかつて叔母(母の少し年の離れた妹)のものだったという「カラー名作少年少女世界の文学」を発見し、何度も物置に通って読ませてもらった。その中で一番好きだったのが「十五少年漂流記」だった。

まさか「読み聞かせ」することになるとは思っていなかったけど、それでも長くて複雑な話を聞いていられるようになったのは成長だ。十五少年漂流記がジュニア向けの文庫として各社から発行されているのは知っていた。amazonでの評価は軒並み高く、どれを選んでも良さそうだったので、普段お世話になっている集英社みらい文庫のものを買った。

最初は渋々聞いていた息子だったが、挿絵にあった人物イラスト表をプリントアウトしたりニュージーランドの位置や寄宿学校の説明をしつつ読んだりする父の気持ちが通じたのか、だんだんと興味を持って聞くようになった。僕も子どもの頃の記憶をたどりつつ、意外と覚えてない箇所がたくさんあることに驚いたりして、楽しい数日間を過ごすことができた。
そしていよいよ最後の日。物語を読み終えるやいなや息子が「これ続編ないの!?」と聞いてきたのには笑ってしまった。艱難辛苦を乗り越えてやっと自国に戻った少年たちにすぐさま新たな試練を与えようとするなよと思ったが、息子によると「十五少年大冒険」とか「十五少年事件解決」とかさあ…とのことで、本は読まずとも想像力は成長してるのかもしれないな、と自分を慰める父であった。

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集英社版を買ったあとで詳しく検索すると、僕が子供の頃読んでいた「カラー名作少年少女世界の文学」の十五少年漂流記も電子書籍版が発売されていた。長編ばかりなのが残念だけど、他にも子供の頃読んだ名作がたくさん電子書籍化されている。ひとまず十五少年漂流記を買って「これがお父さんが子どもの頃読んでたやつだよ」と見せると、「挿絵怖えー」とのことでした。

| 日記 | 09:36 | comments(0) | - |
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10年以上前に人生でたった一度だけ描いたまんがを何べんもしがむ

Twitterにツリーをぶら下げるかたちで漫画がアップロードされたものがリツイートされてくることがある。サムネイルで漫画の一部が見られるところや、RTされてきた時点である程度の面白さが担保されいるのが良いのか、ついつい読んでしまう。Twitterの仕様で4ページずつしか画像がアップロードできないのもよい。ページをめくる、巻をまたぐ楽しみのようなものがあり、もっと続きが読みたくなる。最後に「続きはこちら」的なリンクが貼ってあり、amazonなどのネット通販サイトに誘導されることもある。

あれを「酒場はじめます」の頃にできていればちょっと売上が違ったんじゃないか?とずっと思っていて、でも当然ながら原作の方のものでもあるから勝手なことをするわけにはいかないし、出版元から許可してもらうのも難しいだろうなあ…などともやもやしているうちに当初の目的はぼやけて、単に「Twitterにツリーぶら下げるかたちで漫画アップするやつやってみたいな…(でも「酒場」は原作つきだし)」という抑圧された欲望に変容してしまった。このへん人間の心や記憶のいい加減さは恐ろしいなと思う。

いや、人間なんて主語を大きくしてはいけない。自分の心や記憶のいいかげんさ、だ。

ともかくそんな思いが心の奥底に眠る中、数日前にトーキョー自立日記の写真を思い出話と共にTwitterにアップしてくれた方がいた。嬉しさと懐かしさで自分ファイルで読み返そうとHDを検索したら、著者献本でもらったトーキョー無職日記を裁断してスキャンしたJPGが出てきた。一時期、本を裁断してデータ化することにハマっていたのだ。なんでもやっておくものである。「これそのままtwitterにアップできるじゃーん!」と勢いでアップロードしてしまった。念願の「「Twitterにツリーぶら下げるかたちで漫画アップするやつ」!

すると思ったより反響があった。バズる、まではいかないけれど多くの方にリツイートしてもらい、発売当時に購入してくれた方や初めて読んでくれた方、「酒場」も読んでたよ、興味を持っていま買ったよという方々からのリプライをもらい、すっかり舞い上がってしまった。

そしてあろうことかまた漫画描きたい欲が頭をもたげてきてしまった。これには困った。

トーキョー無職日記のもとになる漫画をブログで書き始めた頃、自分はまだ独身だった。時間に余裕があった、というか収入が少なくても平気で、死ななければいいやくらいに思っていた。現在は結婚し、家族がいて、日々の生活をなんとかするのに精一杯。「酒場」は商業誌での連載つまり仕事だったが、それでも原作付きで隔月誌が限界だった。根本的に描くのが遅いのだ。人気が出て隔週発行の本誌に移れるといいなとは思っていたが、そうなるとイラストの仕事をかなり整理しないといけないだろうと戦々恐々としていた(結局移れなかった)。

ということで、新たに漫画を描き出すのは難しい。
だが4コマならどうか。描けるときに少しずつなら?トーキョー○○日記のシリーズの続きならどうだろう?実は数年前にトーキョー無職日記をもう一度なんとかしようという話が持ち上がり、その勢いで描き始めた第三部がある。
残念ながら「なんとかしよう」の話はうまくいかなかった。第三部は、その勢いを借りてて三度目の単行本化を狙ったものだったので、話がしぼむとすぐにやめてしまった。みっともない話だけど、時間に余裕のない中年は、お金にならないことができない。
でも今なら少し状況が違うのでは?とも思う。第三部を描き始め(てすぐやめ)た頃からもけっこう月日が流れた。twitterには「単行本化にしてくれるところ」と書いたけど、どこかのwebコンテンツで間借り的にゆるく連載させてもらう手もあるかもしれない。自分が知らないだけで、個人で収益化する仕組みがあるかもしれない。続きをコツコツ描いているうちに、個人での出版がもっと簡単になったり、なにか潮目が変わることもあるかもしれない。
ひとまずきっかけやチャンスを狙うのは諦めないことにする。そんなゆるい決意表明と少しの期待をこめて、ここ数日の記録をブログに残しておきます。
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ていうような話ももう何度もブログやSNSに書いてる気がするな。10年以上前に人生でたった一度だけ描いたまんがを何べんもしがんですんません。
| 日記 | 12:45 | comments(0) | - |
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「酒場はじめます」堀江貴文さんに褒められる

『三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。』を堀江貴文さんがレビューしてくれました。やった〜

 

もともと堀江さんは同じ久部緑郎先生原作の「ラーメン発見伝」を評価してらっしゃったので、その流れで「酒場」も読んでもらえたのかな?と思います。ありがたいことでございます。

というかやっぱり「食+ビジネス」という視点はアリなんですよね〜。僕はずっと「飲食店版のグラゼニみたいな雰囲気になるといいな」と思って描いてました。

 

堀江さんと久部先生は手が合いそうな気がするので、いつか堀江貴文原案、久部緑郎原作というような漫画があれば読んでみたいなと思います!(自分が描きたいとは言わない)

 

ということで『三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。』引き続きよろしくお願いいたしまーす。

 

| 日記 | 17:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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飲み会をやりました

12/22(土)、いつもお世話になっている「場所#4(バショ・イノヨン)」さんをお借りして、「三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。」新刊発売記念&連載終了残念会的な飲み会をやりました。

 

 

ツイートにもあるように大々的なものではなく、私的な飲み会でした。参加人数はトータルで13〜4人くらい。少し規模が大きい宅飲みといった感じ。場所#4(バショ・イノヨン)のキッチンをお借りして、僕が「酒場」に登場するメニューをいくつか作ってお出ししました。参加してくれた方に参加費として材料費を負担してもらって、お酒やドリンクは各自飲みたいものを持ってくる感じ。(ビール、焼酎、烏龍茶、その他おつまみの差し入れもいただきました。ありがとうございました)

 

 

14時スタートで18時終了のハズが、場所を提供してくださったてぽさわさんのご厚意もあり20時過ぎまで。集英社みらい文庫つながりでりょくち真太先生、みずのまい先生もお越しくださいました。文筆業、ミュージシャン・古書店店主・占い師、エンジニアなどなど普段あまり接することのない職業の友人知人が一同に介したこともあって、会話に参加するのもただただ話を聞いてるのもとてもおもしろかったです。

 

(↑全然素敵じゃないんですが料理してる写真まとめていただいていたTweetだったので貼り付け)

 

いろいろと不慣れでご迷惑おかけすることもありましたし反省する点も多いのですが、僕としては本当にやってよかった。個人が飲み屋ごっこをやる楽しさや難しさもよくわかりました。願わくばこの記憶を持って、「酒場」連載当初の頃に戻れたらなあ!買い出しとか料理シーンとかカウンターからの視点とか、もっとリアルに描けたことでしょう。もし万が一また酒場漫画を描くことがあれば参考にしたいと思います。

 

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。連載終了でやっぱり少しがっかりしていたんですけど、お陰様で「酒場はじめます」という漫画に関われてよかったなと改めて思えました。ようやく一区切りついた感じです。

場所提供していただいたてぽさわさん、レシピ協力していただいたけこはまさんにも改めて感謝申し上げます。

 

 

「三十歳バツイチ無職、酒場はじめます。」引き続きよろしくお願いしまーす。

 

 

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